息子には卵と乳製品のアレルギーがありました。
アレルギーが分かったのは、1歳の頃なので、解除となるまで5年ほどかかりました。
この記事では、息子の卵と乳アレルギーが解除になったことについてまとめました。
アレルギーが分かったのは1歳の頃
息子のアレルギーが分かったのは離乳食を始めてから結構時間が経った1歳の頃。
離乳食は6カ月から始めており、少しずつ卵や乳製品を与えていました。
すぐに分からなかったのは、幸運なことにアナフィラキシーを起こすレベルのアレルギーではなかったから。
卵や乳製品をあげた時に口の周りが赤くなっていたのですが、食べこぼしのせいか口の周りが荒れているなぁとしか思っておらず、アレルギーで赤くなっているとは気が付いていなかったのです。
大事になる前に分かって良かったと思うしかありません…
家で少しずつ食べる日々
専門の医師のところに通院しながら、自宅にて指示された量を食べていき、食べられる量を増やしていけるようにという治療をとっていました。
かかりつけの先生は、「たくさんのアレルギーの子どもを見てきたけど、小学校に入学するまでに半分以上の子が解除になるから頑張ろうね」と言われていました。
年長児の6歳の時に、卵も乳製品も除去が解除になりました!
解除になる前の負荷試験では
- 卵
-
完全に火を通した炒り卵一つ分を複数回に分けて摂取し、症状がない。
- 乳製品
-
牛乳200mlを100mlずつ間をあけて飲み、症状がない。
という試験でした。
どちらも半日かけて病院で行いました。
負荷試験が終わり、今では卵も乳製品も制限なし
負荷試験をクリアしたあとは、「卵も乳製品も制限なく食べていいよ」と言われたものの、いきなり増やすのは怖い。
- 一気に量が増えないように
- 卵と乳製品は別々に増やす
と、一度にたくさん食べることがないように気を付けていました。
卵は大丈夫でしたが、乳製品に関しては何度か口の周りが赤くなったり、口が痒くなったりということがありました。
定期受診の時に医師に聞いてみると、大きな症状がないならどんどん食べていって大丈夫とのこと。
解除となって半年ほどになりますが、今では何の症状も出なくなり、気にせず食べられるようになりました。
解除となって変わったこと
卵と乳製品が解除となってからは、食生活が大きく変わりました。
制限していたといっても、全く食べてはいけないという状態ではなかったのですが、量の制限がなくなったというのは大きな変化。
- 卵と乳製品の量を計らなくても良くなった
- チーズの解禁 (チーズを食べるとてきめんに調子が悪くなるので、避けていた)
- ケーキ、プリンの解禁
と、いろいろありますが嬉しく感じたのは幼稚園の給食が食べられるようになったこと。
卵と乳製品のアレルギーがある息子は、給食を食べることができず、お弁当を持参していました。

レシピを検索したり、見よう見まねで作ってみたりとなんとかして作ったものの、「みんなのおかずは、こんなのだったよ」と言われることもあり、本当はみんなと同じのが食べたいのだろうなぁと思っていました。
給食は年長の2学期から食べられるようになったのですが、息子も私もお弁当を頑張ったなぁと思います。
初めて給食を食べた日にどうだったかを聞いたのですが、「おいしかった」とあっさり一言だけ(笑)
のちに先生から
「給食を初めて食べた日ににっこにこでおいしい!と話していました。本当に良かったですね」と教えてもらったのですが、それを聞いて、食べられるようになって本当に良かったなぁと思いました。
パンやお菓子作りも自由自在
私はパンやお菓子を作るのが大好きです。
卵や乳製品を使えない時は、作ることができるレシピがものすごく限られていました。
食事の場合は、卵は使わない、牛乳は豆乳としていたのですが、お菓子やパンではその方法だと、多分失敗する…
卵や乳製品を使ったレシピをうまく代替食品で作り替えられる技量が私にはなかったので、卵や乳製品がふんだんに使われているレシピは諦め、卵も乳製品も使わないものをせっせと探す日々。
小麦粉、卵、乳製品を使わない「へたおやつ」と「あたらしいおやつ」にはすごく助けられました。


とはいっても、卵や乳製品が使われたおやつとは、一味違うのも事実。
レシピ本を見ながら、「これは食べられる?これは大丈夫?」と息子が聞いていたのを思い出します。



食べたいパンやお菓子を見つけたのに、作ってあげられないもどかしさがありました。
今ではどのレシピも作ることができるのが、すごく嬉しいです。
外食選びにも困らない
アレルギーがあった時は、外食選びには苦労しました。
- メニューにアレルギー表示はあるか
- アレルギー対応メニューはあるか
という点を事前に調べてから行くようにしていましたが、条件を満たすのはチェーン店が多く、どうしても似たような店になってしまいます。子ども達は喜んでいましたが、大人としては違うものも食べたいと思う時もありました(笑)
量を決めて食べる練習をしている段階だったので、様子を見ながら食べてみるということもしたことはありましたが、家で作るものとは違って、卵または乳製品がどれだけ使われているかは分かりません。
出先で調子が悪くなってしまうことは避けたかったので、基本的には卵と乳製品を含むものは食べないようにしていました。
解除となった今では、外食やスイーツ選びも自由になりました。
コロナ渦の今は、外食自体をしていませんが、外食に行けるようになったら好きなお店で好きなものを食べられます!
息子は早くお外でご飯が食べたいなぁと心待ちにしています。



良く行っていたファミレスでは、いつもアレルギー対応のハンバーグを食べていたのですが、本当はお子様ランチを食べたいと言っていたのです。
まとめ
息子の卵と乳製品アレルギーが解除になったこと、それに伴って変わったことについて書きました。
アレルギーと向き合っていたのは数年間のことですが、一番つらかったなぁと思うのは、食べたいものが食べられないということ。
自分だけ給食を食べられないというのは本当につらかっただろうなぁと思います。
- 食べられないものがあっても、作れないものはない
- 作ってみたら、結構何とかなる
- アレルギー向けの素敵な料理本や食品がたくさんある
全く同じにはなりませんが、給食のメニューにしろ、スイーツにしろ代わりのものを使ったり、思い切ってなくしてみたりすればそれっぽく仕上がります。
料理やお菓子を作る時に、違うものでも大丈夫だろうと身構えずに作ってみるようになりました。



良い意味で、思い切りがついた気がします。
何とかなるだろうという気持ち。
また、「へたおやつ」「あたらしいおやつ」といった素敵な料理本にも出合えたこと、豆乳や豆乳ホイップ、豆乳ヨーグルトといった食品を知ることができたことも嬉しい学びのうち。
今後も、いろいろなことを吸収しながらご飯を作ったり、料理本を探したり、時には外で食べたりしていきたいと思います。



アレルギー除去の時の体験談もいろいろあるので、少しずつ記載していく予定です。
ちなみに、私自身はエビ、カニ、果物全般がアレルギーで食べられません…
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