「重ね煮」というのをご存知ですか?
文字の通り重ねて煮る料理です。
冷蔵庫にあると、いろいろな料理に活用できる重宝する存在です。
この記事では重ね煮についてまとめました
私が重ね煮を知ったきっかけ
上の子(息子)と子育て支援センターで出会ったあるお母さんから「重ね煮」を作ると離乳食をパクパクと食べてくれるし、便利だよと教えてもらいました。
その場では、いろいろな野菜を重ねて煮るだけだよと教えてもらったものの、気になることや興味のあることはとことん調べないと気が済まない私は本を探し、より重ね煮についてはまっていったのでした。
作り方はとっても簡単
作り方は野菜と塩を重ねて弱火でじっくり火にかけるだけです。
それだけでうまみたっぷりの絶品の重ね煮ができあがります。
野菜が苦手な人こそ食べてほしい、アレンジも自由自在で時短にもぴったりな料理です。
重ね煮をおすすめする理由
重ね煮はその文字の通りで「重ねて煮る」ことで作ります。少ないレシピであれば使う素材は1品、多いものだと10品になることもあります。
使う素材は野菜が多いですが、ひじきやベーコン、にんにく、果物と野菜以外を使うレシピもあります。
ここからは順に重ね煮の良いところを順番に紹介していきます。
素材のうまみでおいしい
重ね煮は野菜をメインに作るものが多いです。
鍋に塩をふり、順番に野菜を重ねていき、最後にまた塩をふります。
あとは蓋をして弱火でじっくり煮るだけなのです。
これだけの料理法にも関わらず野菜から出るうまみが合わさって、野菜と塩だけなのにこんなにもおいしくなるのかという驚きのおいしさです。

水分を全く入れないのに、素材からの水分が鍋底にたまっています。
この重ね煮の水分を料理に活用すると、これまた絶品なのです。

野菜と塩だけなのにびっくりするほどのうまみ
私が初めて作った重ね煮は、しいたけ、玉ねぎ、人参の物でしたが、それぞれの野菜の甘さに驚きました。
この味は重ね煮を実際に食べてみたいと体験できない味です。
重ね煮で作った料理はびっくりするくらいに子ども達がパクパク食べます。
重ね煮を使ったどんぶりを作った時など「野菜だけおかわり!」と言うほどなんです。
はじめは家にある普通の鍋で作っていたのですが、著者がおすすめしているストウブの鍋で作ると、さらにうまみが増しました。
ちょうど良い大きさの20cmで作っています。
アレンジが効き、おいしく時短に
そのまま食べてもおいしい重ね煮ですが、アレンジして食べるのがおすすめです。
最初は重ね煮のおいしさで十分なのですが、だんだんと飽きてくる方もいるかと思います。
実際、夫にそのまま食べるのは飽きたから嫌だと言われたました。
(のちほどアレンジにぴったりな料理本を紹介しています)
重ね煮が冷蔵庫にあると、和えたり、煮たり、混ぜたりしていろいろな料理においしく変身します。私がよくする楽ちんなアレンジは
- そぼろと一緒にどんぶりにする
- 肉やウインナーを入れてカレーにする
- 味噌汁の具にする
- 豆腐と和える



どんぶりとカレーは手抜きをしたいお昼ご飯にぴったり!
重ね煮としてうまみたっぷりに仕上がっているものをアレンジするので、味も抜群です。
重ね煮が冷蔵庫にあると本当に便利です。


子ども達が大好きな1品です。
日持ちもする
重ね煮を1つ作ると、一度にはとても食べきれないほどの量ができあがります。(我が家は4人家族です)
しかし、重ね煮は冷蔵庫で5日保存することができるので、たくさんできあがっても大丈夫です。



いろいろアレンジしていると、5日持たずにになくなります。
野菜をたくさん食べられる
重ね煮ができあがると、たっぷり入れた野菜たちのかさが減っています。線が手書きで申し訳ないのですが、ストウブ鍋のくぼみをマークしました。
野菜たちのかさが減っているのがよく分かります。
生野菜よりも火を通した野菜の方がたくさん食べられるのと同じで、重ね煮にするとたくさんの野菜を食べることができます。
重ね煮の良くないことってあるの?
おいしくて便利な重ね煮ですが、良くない点もあるんです。正直に紹介していきます。
できあがりまでに時間がかかる
重ね煮は塩をふって素材を重ねて塩をふって弱火にかけるだけなので、料理の過程としては非常にシンプルで簡単です。
レシピによっては、15~20分で完成するものもありますが、多くの重ね煮は30~40分ほど弱火にかけなければなりません。
また、火にかける間コンロを一つ占領してしまうので、他にコンロを使いたい場合には困ることもあるかと思います。



時間に余裕を持って作りましょう
私は時間に余裕がある時に作って冷蔵庫に保存しています。
光熱費がかかる
上の項に書いたように30~40分弱火にかける必要があるので、その分の光熱費がかかります。
今はガスコンロなのですが、以前はIHだったので、電気代が安い時間帯に作っていました。
そんな重ね煮についての料理本を紹介します。
重ね煮の本を1冊買うならコレ!
いろいろと買った中で、レシピ100という部分に惹かれて購入したのがこの1冊です。



重ね煮デビューをするならこの本が最適!
この「重ね煮レシピ100」があれば重ね煮デビューから使いこなしまで1冊で大丈夫という内容とレシピです。
重ね煮の基本から分かる
「重ね煮レシピ100」の冒頭から基本の重ね煮の部分を読めば、重ね煮についてざっと理解することができます。
まずは基本の重ね煮を一度作ってみてください。おいしさに感動します。
重ね煮をアレンジ
基本の重ね煮を作ったら、次はアレンジです。
1つの重ね煮からこんなに様々な種類の料理が作れることにびっくりするかと思います。



うまみたっぷりの重ね煮をアレンジすると、さらにおいしい
他の種類の重ね煮も作ろう
基本の重ね煮を味わったら、次は違った種類の重ね煮を作ってみてください。この「重ね煮レシピ100」には基本の重ね煮の他に9種類もの重ね煮が載っています。
どの重ね煮もそれぞれにうまみがあっておいしいのですが、私は大根の重ね煮の大根のうまみが一番の驚きでした。



全部で10種類の重ね煮があるので、お気に入りが見つかるはずです。
最後に
素材のうまみたっぷりの重ね煮について紹介してきました。時間と光熱費はかかりますが、それ以上に重ね煮を作ることで得られるメリットは大きいです。
重ね煮が冷蔵庫にあるだけでとても頼りになる存在です。
重ね煮は野菜が苦手な人こそ、ぜひ一度食べてほしい野菜料理です。
子ども達は単品だと食べない野菜でも、重ね煮に入っているとへっちゃらです。



重ね煮は野菜のうまみを存分に味わうことができる究極のレシピ
この本で重ね煮デビューしてみませんか?
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